会場 きゅりあん 小ホール
都倉 武之 (とくら たけゆき)
慶應義塾 福澤研究センター 准教授
「慶應義塾と戦争」アーカイブ・プロジェクト担当
<参考>
同 facebook
<関連展示>
5階第1講習室
<ご案内>
昨年2013年の秋、昭和18(1943)年の学徒出陣から70年目の節目に、慶應義塾・三田キャンパスでは、展覧会「慶應義塾と戦争Ⅰ 慶應義塾の昭和十八年」が開催されました。
明治時代から昭和戦前に至るまで、大学に在学中の学生には兵役の義務を猶予される特権が与えられていました。しかし戦争の拡大に伴い、同年、猶予の制度は停止され20歳以上の学生は学業半ばで陸海軍へと入隊していきました。
”自分史”という言葉ができたのは戦後のことです。しかし、この時代の個人の歴史は、手記や書簡のやりとりという形で遺されています。これらは今なら自分史と呼べるものだと考えます。
今回、今秋の第2回の展覧会 「慶應義塾と戦争Ⅱ 残されたモノ、ことば、人々」(2014年10月7日(火)-10月31日(金)) の準備などでご多忙の都倉准教授に特別にご登壇をいただけたのは、本講演をお聞きいただいた方々に当時の記憶と記録の収集にご協力いただけるかもしれないという思いをお持ちだからです。
来年の夏は、戦後70年を迎えます。本企画が、少しでも多くの個人の思いを後世にのこし、後進が先達に学ぶ一助となればと考えています。
(文責:本間浩一)