河出岩夫(自分史活用アドバイザー)

自分史フェスティバル2014


ご協賛に関する統括を担当しています。

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写真は 「自分史フェスティバル2013」

2013は ”自分史執筆キットのすすめ” を出展


■ご挨拶 

「自分史」という言葉がはじめて使われたのはおよそ40年前。

いま、自分史に注目が集まりはじめています。しかし、自分史はブームだから取り組むというものではありません。

人が生き、その経験や思いを次の世代へ伝え遺すこと。それは言葉を持つ人間にとって不変的な欲求であり、ブームとは相反するものだと私は考えます。

自分という「小宇宙」を言葉にアウトプットすることは容易ではありませんが、人生の節目となるどこかで小宇宙の解明に挑戦する時期を迎え、挑んでいく人たちがいます。

過去と向き合い現在地を知らなければ、本当の未来は拓けないと悟った人たちだと私は思います。

もちろん、手軽で楽しい自分史もあれば、辛く険しい自分史もあるでしょう。どちらにせよ過去を紐解くそのプロセスの中にこそ、挑戦者たちへの未知なる宝が隠されているのです。

誰でも取り組めるのに、誰もがつくるわけではない自分史。しかし、一度ページをめくれば、世界でたった一人の「自分」という無限の小宇宙が広がっているのです。

今年で第2回を迎える「自分史フェスティバル2014」は、さまざまな自分史と出会えるまたとないチャンスです。

ぜひ、子供から大人まで取り組めるさまざまな「自分史」の面白さ、そして奥深さに触れてみてください。

■プロフィール

聞き書き/自分史活用アドバイザー

株式会社河出書房

<略歴>

1968年 東京都品川区生まれ

1987年 東京経済大学経営学部入学。「自分史」の生みの親で歴史学者・色川大吉教授の授業を受け「自分史」の存在を知る。

1991年 印刷会社入社。営業マンとして、紙とインクにまみれた6年間。延べ1200点以上の単行本制作を担当。

1998年 出版社入社。書店営業、編集に従事する傍ら自費出版事業部を立ち上げ、自分史や社史などを制作。出版局長などを歴任。

2000年 秋葉原のワンルームマンションで出版社を創業。若者向けのコミックや小説、サブカル辞典などアキバ系ブームに乗って10年間で400点あまりを商業出版として刊行する。

2008年 かつての上司が亡くなり、有志から資金を集めて追悼本を制作。親族に感激され、あらためて「個人出版の意味」を考えさせられる。

2010年 曽祖父の代から続く河出書房の屋号を受け継ぎ、自費出版事業を再開。「自分史」の研究をはじめる。

2011年 東日本大震災を機に自らの果たせる社会的役割をもう一度考え直す。小説・コミック系の出版活動を休止。震災写真集を刊行。

2012年 「百年後に伝えたい思いを形に遺そう」を理念に、一人の編集・ライターとして再出発。「百年出版・ゆい文庫」を提唱。戦争体験、闘病記、家族史などに取り組む。

2014年 恩師・色川大吉氏を二十数年ぶりに訪問。「自分史」のみならず、戦争、政治、文化、宗教など多くの教えを受ける。

 


自分史フェスティバル2014の実行委員会


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